便に白いものが混じる原因とは
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便は健康のバロメーターとも言われており、体の中の様子を目で見て知ることのできる数少ないものです。
あまり自分の排せつ物をまじまじと見る人は少ないかもしれませんが、何やら白いものが混じる便を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
白いものの正体と、原因は何なのでしょう。
便はほとんどが水分でできており、食べかすの占める割合は1割ほど、腸内細菌や、腸粘膜の古い細胞が2割ほどだと言われています。
腸粘膜とは、便が腸内をスムーズに移動できるように腸壁から分泌されている、潤滑油のようなものです。
何らかの原因で腸壁に傷がついたり、激しい下痢になったりすると、この腸粘液が白いものとなって混じるのです。
白いことが大半ですが、ピンクや、緑っぽいこともあります。
腸壁の傷が修復されると自然と治まるので、少しだけ混じるくらいならばほとんど心配はいらないでしょう。
しかし、大量に混じっていたり、症状が長引いたりするときには、何らかの病気が原因となっていることも考えられます。
その一つが潰瘍性大腸炎です。
原因が明らかになっていない特定疾患で、有効な治療法も確立されていません。
血便や下痢、激しい腹痛などが主な症状です。
また、バリウムや下剤を飲んだ時などにも混じることがありますが、一時的なものなので心配はありません。
全体的に白いようなら、肝臓の異常や、ウイルスの感染などが考えられるので注意が必要です。
このように、症状が長引いたり、他の症状が見られるときには早めに病院を受診しましょう。
時々は自分の便の状態をチェックし、体からのサインを見逃さないようにしましょう。
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