バリウム検査の後、便が出ない場合の注意点
年に1度の健康診断と聞いて、バリウム検査を思い出す人は多いのではないでしょうか。
これは、バリウムを飲んで、それが食道や胃、十二指腸へ移動していく様子を見て、それぞれに病変が無いかどうかを調べる検査です。
また、身体を回転させることで、胃の粘膜の様子を調べることもできます。
この検査では、胃がんや食道がん、慢性胃炎に加え、胃潰瘍やポリープを発見することができます。
胃がんや食道がんの治療には、もちろん早期発見、早期治療が重要です。
また、胃潰瘍やポリープも、がんの初期段階である可能性もありますので、指摘された場合は精密検査を受けたほうが良いでしょう。
不味い、苦しいなど、患者にとってはとにかく不評なバリウム検査ですが、その内容はとても重要なものなのです。
この検査で使われるバリウムは、身体にとって特に毒性はありません。
しかし、胃液などで溶解されず、消化管で吸収されることもないので、検査後はすみやかに体外へ出さなければなりません。
何日も体内に入れておくと、固まって腸閉塞を起こす危険性もあります。
検査後は下剤を渡されますので、必ず服用し、排出するようにしましょう。
しかし、いざとなるとなかなか便が出ない人もいるでしょう。
便を排出するために重要なことは、とにかく水分を取ることです。
これは、バリウムを固まらせない効果もあるので、なかなか出ない時でも水だけはたくさん飲んでおきましょう。
ただし、アルコール類はバリウムを固めてしまうので、さらに便が出ないこととなります。
翌日まで摂取は控えてください。
その他、オリーブオイルや牛乳も、便秘に効果があると言われています。
それでも出ない場合は、再び検診所に行ってアドバイスをもらうか、病院に相談してください。
恥ずかしがっているうちに、どんどん症状は悪化するので、くれぐれも気をつけましょう。
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